リタイア生活に必要な資金を貯めること、リタイヤ生活に突入してから必要な資金を生み出すこと、このリスク管理が大きく違ってくる2種類のリタイア資金作りにリピート系の自動売買が適しています。
ここではリタイア生活に必要な資金を貯めることに主眼をおいて、マネースクエアが提供している「トラリピ」を稼働させていきます。
トラリピを稼働させようと思った経緯
トラリピ以前は、トレイダーズ証券、みんなのFXが提供している「みんなのリピート」、同じくトレイダーズ証券LIGHT FXのスワップ投資を利用してリタイア生活を目指していました。
現在も、このふたつはリスク分散の点でも継続しています。
さらなるリスク分散、利益追求のためにマネースクエアのトラリピを設定していきますが、絶対に避けたいことがふたつあります。
ひとつ目は、史上最安値(高値)でもロスカットされない資金管理。
逆じゃないの?と思われるかもしれません。
理由はかんたんで、現在はリタイア後ではありませんので資金をできるだけ早く貯める必要があり、ある程度のリスクを取っていく必要があるからです。会社員としての収入もあるため緊急時に資金を投入すればよいと考えて平常時は必要以上に守りに入ることはしません。
ふたつ目は、無駄に広いレンジを取ること。
同じ資金でレンジを広く取ろうとすると、必然的にトラップ幅が大きくなり利益が少なくなります。(ロスカットリスクを考えなければ別ですが)
変動幅の少ないカナダドル/円と、比較的安定した値動きのオーストラリアドル/円を稼働させようと思っていますが、例えばカナダドル/円でいきなり75円から90円といったふうに15円の値幅にトラップを仕掛けるのは無駄が多すぎると考えています。(もしも資金が潤沢にあるのなら攻めた設定にする必要がありません)
会社員が早期リタイアするためのトラリピ設定として考えた結果、リスクを厭わず資金をギリギリまで効率的に使いたいものです。
トラリピ設定項目の方針(リタイア前資金のために)
将来的には複数通貨でリスク分散をしていきたいところですが、慣れないうちからいっぺんに設定すると頭が付いていかずに混乱してしまいますので少しずつ設定していきます。
トラリピの設定は、『IFD注文』(イフダン)の集合体ですので、一旦バラバラにして考えてみます。
カナダドル円の買い注文を1000通貨で出してみましょう。
現在値80円としてカナダドル円の最安値付近の65円までロスカットされないように考えると、
超ざっくり計算で
(80-65)× 1000 = 15000
発注証拠金などを考慮して、20,000円必要と考えます。
1本あたり2万円とするとあとは何本トラップを仕掛けるか?ということになります。
カナダドル円の15年間チャートです。
2020年の値幅は、新型コロナショックがあったにもかかわらず10円程度しか動いていません。
今回、トラリピに投入する金額は50万円と決めました。
この少ない資金でトラップの幅を大きく取ることは無駄が多いように感じます。
レンジを小さくするとレンジ外に飛び出してしまう可能性も高くなります。
これを大きく嫌う人もいることでしょう。
冷静に考えると、レンジを絶対に飛び出さないように予防線を張る必要があるのかと思います。
トラリピはイフダンの集合体ということを考えると、飛び出したら資金を追加してトラップを仕掛ければ良いだけではないでしょうか。
リタイア前のトラリピの方針として、仕掛けから飛び出してしまうことを前提として狭いトラップを、仕掛けて行きたいと思います。
なぜ狭いレンジにトラップをたくさん並べることに拘るのか?
スクショを撮ってみました。
LIGHT FX(上)とマネースクエア(下)の、ほぼ同じ時刻のドル円のスクショです。
最初にマネースクエアアプリからレートを見たときに、このスプレッドの広さに驚きフラッシュクラッシュのような異変が市場で起きているのかと思いました。
トラップ幅を広く取るのならトラリピに拘る必要はありません。
みんなのリピートでも良いですし、なんなら手動でリピート注文を出すのでも良いのではないでしょうか?
トラリピの最大の利点はきめ細かい設定が出来ることです。
他のサービスで代用できることなら、トラリピのめちゃくちゃ広いスプレッドに付き合う必要はありません。
今のところこの広いスプレッドを許容するだけのメリットがトラリピにはあると考えています。
トラリピ(カナダドル円買い)を50万円で設定してみる
レンジから飛び出すことを覚悟して設定していきます。
かんたんに追加できるように、1円の間に11本のトラップを10銭間隔で配置する設定を考えていきます。
2021年1月4日現在カナダドル円は81円前後で推移していますのでこの周りにトラップを貼っていくことにします。
長期のチャートを見ても、取引が繰り返されている価格帯でもあるのでトラリピを始めるにあたってベストなタイミングです。
ロスカットラインは、新型コロナウイルスの暴落よりもすこし低い70円を目安とすると、この設定は15万~20万円程度の資金が必要になります。
リーマンショック時の最安値などは今のところ考慮していません。理由として、東日本大震災以降日本は大幅な貿易黒字国ではなくなったため需給の面から異様な円高にはならないと考えるからです。(エビデンスはありません)
会社員でいる間は収入もありますので、ロスカットラインは臨機応変に変えて大丈夫でしょう。
この設定は80.5~81.5のレンジでトラップを仕掛けますので容易にレンジ外に飛び出すことが想像できます。
前後に同じようにトラップを仕掛けてみます。
79.5~80.5
81.5~82.5
この組み合わせで、79.5~82.5をカバーしていきたいと思います。
設定のポイントとして50銭始まりとしているのは、11本のトラップを仕掛けるということで始まりと終わりのトラップが重複して0.2lotの注文を出すことになります。
00銭から40銭よりも、50銭から90銭をウロウロすることが多いような気がするので50銭始まりになります。ここは完全に好みですしエビデンスもありませんので自由に設定したので良いと思います。
利益金額が400円ということは40銭上昇したら決済ということです。この値幅は「みんなのリピート」のカナダドル円の値幅が50銭間隔で約定のタイミングに不満がありましたので少し間隔を狭くしました。
やはり、リピート系の自動売買は待ちの取引となりますので、チャリンチャリンと決済していく方がモチベーションアップにつながります。
このレンジで稼働したとき、過去5年のチャートで見るとレンジ外での取引も多いようですが、過去3年ですと新型コロナショックを除けばほぼレンジ内にいるようです。
どちらにしても、レンジ外にいずれ飛び出してしまうことは避けられない設定です。
しかしレンジ外に飛び出したら即ロスカットになるわけではありません。約定ができなくなることで、「トラリピ」の稼働が止まってしまうだけです。
半年くらいレンジ内にいれば成功かなぁくらいの気持ちでいます。レンジ外に飛び出したら20万円入金して1円の値幅で11本のトラップを追加していきたいと思います。
おそらくレンジから外れるとしたら円安方向でしょうから、ポジションの無い設定を削除して円安方向に再設定してレンジをずらしても良いかもしれません。
しかしながら、レンジから飛び出して機会損失を避けるためにも、稼働してしばらくの間はレンジをひろげるために入金して設定追加の方向で運用していきたいと思います。
円安方向に動いたとしたら、
79.5~80.5の設定にはポジションが残っていませんので
削除して82.5~83.5に再設定するということです
トラリピアプリで入金できないトラブル
トラリピを2021年の新年と同時にスタートしようとしていましたが、スマホからクイック入金ができないというトラブルがあり稼働が遅れてしまいました。
スマホで取引を完結させることは、リタイア後に旅行しながらでも資金管理ができるようにするために必須です。
スマホからクイック入金ができなかったのは「ゆうちょ銀行」です。
マネースクエアのクイック入金はスマホアプリ上からしか入金することができません。
トレイダーズ証券などのクイック入金は、アプリから一旦web上に変遷します。
マネースクエアはアプリ上でwebサイトを表示させてクイック入金を行いますので、金融機関の認証アプリをマネースクエアアプリ内のwebから立ち上げるようになります。
これは大変危険な行為で、金融機関はこの行為を認めていません。もしできる金融機関があるならばかなりセキュリティが甘いと思われます。
TwitterアプリからURLをタップした状態が想像しやすいと思います
世の中には誰が作ったかわからない膨大なスマホアプリがあります。悪意があるかどうかは、ぱっと見わからないのです。
もちろんマネースクエアアプリに悪意があるとは思いませんが、金融機関からすればいちいち解析するのもめんどくさいしそんな危ない接続をしないでくれといったところでしょう。
メールで質問しましたら、すぐマネースクエアから返信が返ってきました。返信の速さは安心感につながりますので信頼して取引ができると感じました。
▲▲ 様
平素は格段のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
お問い合わせいただきました内容につきまして回答させていただきます。
>■件名
>ゆうちょ認証アプリが開きません。
>■お問い合わせ内容
>マネースクエアアプリから入金しようとすると、
>ゆうちょ認証アプリが開かず入金ができません。
>アプリから開かずに、ブラウザから開くとゆうちょ認証アプリが使えるようなのですが、
>ブラウザから入金できるのでしょうか?
>トレイダーズ証券は、アプリから入金しようとするとブラウザに切り替わり、
>ゆうちょ認証アプリが使えるようになります。
この度は当社クイック入金につきましてご不便をおかけしております。
当社スマートフォンアプリを通じて、ゆうちょ銀行様にてクイック入金サービスを
ご利用の場合、ゆうちょダイレクトに生体認証ログインされた際、エラーが発生する
場合があるようでございます。
その場合、ゆうちょ銀行様の環境に遷移された後のエラーになるため、
大変恐れ入りますが当社にて解決策をご案内いたしかねる状況でございます。
お手数をおかけし申し訳ございませんが、直接ゆうちょ銀行様にお問い合わせ
いただきますようお願いいたします。
なお、ゆうちょ銀行様のホームページに関連するQ&Aの掲載がございましたので、
よろしければご参照ください。
◆ゆうちょダイレクトQ&A
ttps://faq.jp-bank.japanpost.jp/faq_detail.html?category=&page=1&id=2543
また当社取引画面に関しまして、スマートフォンはアプリ環境のみが動作環境と
なっており、ブラウザの取引画面からご入金手続きはいただけない仕様となって
おります。
パソコンをご利用いただける環境がございましたらパソコンのお取引画面
(ブラウザ)からクイック入金をお試しいただけますと幸いです。
◆マイページ
※下記URLログイン後、画面右上「トレード画面へ」をクリックいただきますと
取引画面が表示されます。
ttps://www.m2j.co.jp/login
◆FX操作ガイド(ブラウザ版)「入金」
ttps://www.m2j.co.jp/sc/cad/fx/fx_operationguide/cfd/guide/trade_guide_pc/quick_payment.html
その他ご不明点等ございましたらお問い合わせください。
今後ともマネースクエアをよろしくお願いいたします。
要するに、ゆうちょ銀行のアプリの問題だと言うことらしいです。
ゆうちょ銀行から見れば、アプリからアプリを立ち上げるなんて非常識な…といったところでしょう。
というわけで、考えるだけ無駄ですね。
ゆうちょ銀行からスマホでクイック入金ができないことが確定しましたのでゆうちょ銀行からの入金は諦めました。
次に三菱UFJ銀行からのクイック入金を試みましたが、やはりワンタイムパスワードを求めるために三菱UFJ銀行のアプリを立ち上げる必要があり、案の定マネースクエアのアプリから三菱UFJ銀行アプリを立ち上げることはできませんでした。
ですが、三菱UFJ銀行のアプリをマネースクエアのアプリ内からタップして立ち上げずに、ホーム画面から新規で三菱UFJ銀行のアプリを立ち上げることでワンタイムパスワードを入手することができクイック入金を完了させることができました。
マネースクエアのスマホからのクイック入金は癖があるので注意が必要です。
他の金融機関は試せないのですが、あまりネット上で話題になることがありません。私だけのトラブルなのか、良いことしかでてこない(サイレントクレーマー)なのかは不明です。
まとめ
思いつくことは全て吐き出していますので、マネースクエアさんとのタイアップ企画やマル秘レポートはありません。
トラリピを稼働させてわかったことは、いくらスマホで情報収集してもアイデアは湧いてこないこと。
マネースクエアの口座を開設したら、新規注文画面からトラリピのリスク試算が可能になります。
実際に注文を出す前に試すことができ、いろいろいじっているとアイデアがでてきますのでオススメです。
聖杯なんてものはありませんし、マル秘レポートなんかより、自分なりのやり方を考えるしかないのかなぁと思っています。
稼働状況はこちらで↓おいおい記録していきたいと思います。