トラリピを使ってみるとデメリットが気になります。
スワップポイントもカナダドル円の買い方向でマイナス(2021年1月現在)、一時的なものだったようで現在はプラススワップとなっています。
しかも、他のリピート系の自動売買に比べてスプレッドが広いため約定しないのは致命的で、売買手数料を取ってもよいのでスプレッドを狭くできないのか・・・
約定してなんぼ・・・これがトラリピを使っていつも感じることです。
それらを上回るメリットがあるのか?リタイア資金を作るためにささやかな資金を投入して検証していきたいと思います。
スタートしたときに記事はこちらをご覧ください。
トラリピの設定について
2021年1月からスタートするトラリピ設定のコンセプトとして、レンジを飛び出してしまうことを気にしないで狭いレンジでトラップを仕掛けていきます。
約15万円の資金を準備して1円のレンジに11本のトラップをひとつの単位として仕掛けていくことを基本としていきます。
1本ずつトラップを仕掛けていくと必要資金も少なくて良いのですが、あえて11本としている理由は、設定が増えすぎて管理が複雑になるということ、あまりに手軽にトラップを追加するといい加減な設定をしてしまうからです。
79.5~82.5のレンジに33本、資金は50万円でスタートしました。
ここから、トラリピ設定の変遷を記録していきたいと思います。
ほったらかし投資ということにはなりませんので、トラップは随時見直していきます。
【トラリピ運用】2021年1月
1月の月間利益 | 14,742円 |
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カナダドル円買いの場合、10銭間隔に1000通貨のトラップを仕掛けておくと、おおよそ10,000円の利益が見込めるようです。(月の途中で取引数量を増やしました)
あとは、仕掛けたレンジを飛びださないようにトラップを仕掛けていく必要があります。
レンジをひろげる方向にトラップを仕掛ける
取引数量が増える方向にトラップを仕掛ける
1/25に追加でトラップを仕掛けました。
上方向へ行くことが予想されましたので82~83円へレンジを拡げるトラップと、利益の拡大をねらって81~82円は取引数量を増やす方向にトラップを仕掛けました。
一ヶ月稼働してみて、やっぱりというか約定の悪さが気になりました。
LIGHT FXによる「手動リピート」、みんなのFXによる「みんなのリピート」、マネースクエアの「トラリピ」の順に約定していきます。
ぼんやりとiPhoneでLIGHT FXのレートを見ていた時に通知が届きました。
思わずスクショを撮りましたが、LIGHT FXではカナダドルが82.558になった時にマネースクエアの82.500の売り注文がヒットするくらい約定に差があります。
みんなのFXの「みんなのリピート」は、ほぼ同じ投資金額ですがストラテジーの選択が容易なこともあり、今のところ月間で「トラリピ」の2倍以上の利益が出ています。たくさんの通貨を選択しているため単純比較はできませんが・・・
証拠金維持率も「トラリピ」では1900%程度と安全圏を維持しており、攻めたつもりが攻めた設定にはなっていません。
トラリピは完全にレンジを設定できるので、ストラテジーを稼働すると際限なく取引を続ける「みんなのリピート」よりもリスクが目に見えてわかります。
過去のチャートなどからリスクの選定が容易なため、「トラリピ」はよりロスカットされにくいリピート系の自動売買と言えます。
ただしどこまで設定を追い込むべきなのか冷静に考える必要があるようです。
リピート系の自動売買の中でもトップクラスの人気を誇る「トラリピ」をどう使いこなしていくのか?悩みが尽きませんまだ1ヶ月しかたっていませんが・・・
【トラリピ運用】2021年2月
2月に入ってから円が最弱通貨となっているようで、クロス円全般で上昇してきました。
2月7日、トラリピのカナダドル円買いのレンジを上に抜けてきそうだということで82.5~83.5のレンジを追加しました。
2月11日、オージーキウイをリスク分散のためトラリピに導入しました。
「みんなのリピート」では買い方向がマイナススワップになっていて思ったように利益が伸びていないのですが、オージーキウイがマネースクエアのスワップゼロキャンペーン中ということでコツコツ利確するイメージが強いオセアニア通貨を設定してみました。
買い方向は1.00~1.07、売り方向は1.06~1.13とし、ここ数年間のレンジをカバーします。
2月15日カナダ円が再びレンジ上限に近づきましたので83~84のレンジを追加しました。
2月16日、カナダ円の上昇が今後も続くと予想し、高値圏とはいっても長期のレンジ内にいるためにトラリピの設定83.5~84.5を追加しました
2月25日、カナダ円の設定を追加しました。
0.2Lotの買いを並べていますが、そろそろカナダ円の高値を追いかけるのをためらう水準となってきました。
裁量取引ならばトレンドに乗っかることで利益を伸ばしていくことができますが、トラリピは最後まで追っかけると必ず高値掴みになり下落したときの含み損を耐えるのが大変になってきます。
大きなトレンドはトラリピには向いていません。今回はプラス方向のトレンドなので悪くはないのですが・・・
2月の月間利益 | 28,002円 |
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【トラリピ運用】2021年3月
3月5日、カナダ円の設定を追加しました。86円は現在のところカナダドル上昇のレンジ上限と考えているのでこれ以上の深追いは今のところ考えていません。
スワップがせめてプラスになれば追加を考えますがしばらくの間カナダの利上げは無さそうです。
3月7日、カナダ円が86円のレンジ上限を突破したため、カナダドルに代わる通貨ペアとしてユーロドル【EUR/USD】売りの設定を追加しました。
1.2前後でのレンジを想定しています。
3月26日、レンジが切り下がってきたため【EUR/USD】売りの設定を追加しました。
3月31日、レンジが切り下がってきたため【EUR/USD】売りの設定を追加しました。
3月の月間利益 | 41,999円 |
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【トラリピ運用】2021年4月
4月5日、しばらくもみ合うと予想して【EUR/USD】売りの設定を追加しました。
4/5からユーロドルはもみ合うどころか利確する間もなく上昇を続けて、レンジ上限を突破しました。
ユーロドルは一度動き始めるとトレンドが続くようです。しばらく追加を見合わせて当面の天井を見極めたいと思います。
4/29に上昇を続けて完全にレンジアウトしてしまったのでトラップを追加しました。
4/5に追加したトラップは一回も決済されることなく含み損となっています。
4月の月間利益 | 10,525円 |
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4月はほとんど約定することなく逆行し続けて、順調に増えていた利益よりも含み損が大きく膨らむ結果となりました。
ドル高(もしくはユーロ安)に依存しすぎているところを解消するのが今後の課題です。
【トラリピ運用】2021年5月
5/10よりトラリピに新通貨ユーロポンド(通称ユロポン)【EUR/GBP】が追加されるので5/9に11本のトラップを追加しました。
5/10にさすがに100pipsのレンジではすぐに飛び出していきそうなのでもう11本追加しました。
この設定で、5/10だけで3,127円の利確があり出来すぎなスタートでした。
今後に期待したいところです。
5/18ユーロドルがまた上昇してレンジアウトしたのでトラップを追加しました。
これでユーロドルは1.16~1.23まで1000通貨のトラップを10pips間隔で敷き詰めたことになります。(1.165~1.185までは追加で1000通貨)
5月の月間利益 | 29,896円 |
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ユーロドルの利益が思ったより低調です。カナダドル円がいかに効率よく稼げていたか思い知る結果となりました。
【トラリピ運用】2021年6月
6/2にオージーキウイを1.04~1.07買い、1.07~1.10売りでトラップ追加しました。
6/30をもってトラリピのオージーキウイスワップゼロキャンペーンが終了します。みんなのリピートと違ってトラリピはオージーキウイは売り買いともにマイナススワップとなるためスワップ負けが多発することが考えられます。
代わりに2021年7月~10月31日の期間限定で20pips以内の成立で優遇スワップが適用される「せま得」キャンペーンが始まります。
トラリピはスプレッドがみんなのリピートに比べて広いのであまり利益の間隔を狭めると(見えない)手数料ばかりかかってしまいます。
なぜ、手数料で不利なのにトラリピにこだわるのかというと、老後に認知機能の衰えを感じたときに裁量取引、自動売買ともに合理的な設定ができるのか不安な面があります。
トラリピには「スリーミリオン倶楽部」というコンシェルジュサービスがあるため、認知機能の衰えにある程度対応できると考えているからです。
そういう訳でトラリピを継続する前提で考えると、マイナススワップになるよりも20pipsに設定することを選択しました。
ボラティリティがまったくない相場が続いているのでよい方向に変わることを期待しています。
10月31日にまた考えます。
相場感だけでなくルールが変わるのは、なかなか忙しいですね・・・
6/30にオージーキウイを1.04~1.07買い、1.07~1.10売りでトラップ追加しました。
20pipsの狭い利確幅をどうやって挽回するか考えた結果、トラップ数量を増やす方向で様子を見ることにしました。
6/30現在有効証拠金300万円で運用していますが、このトラップの追加はリスクを取った運用となりますのでほったらかし厳禁で見守りたいと思います。
6月の月間利益 | 45,483円 |
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【トラリピ運用】2021年7月
7/13にユーロポンド(ユロポン)0.850~0.860売りでトラップ追加しました。
7/14にユーロポンド(ユロポン)0.845~0.855売りでトラップ追加しました。
レンジアウトしたら追加していますが、完全に手探り状態です。通貨ペアを選ぶだけでよい「みんなのシストレ(リピート)」のほうが資金効率がよいのでもっと研究しなければならないと思っています。
みんなのシストレのほうが、スプレッドが有利なので約定が有利なのですができるだけトラリピも最適化していきます。
7月の月間利益 | 75,387円 |
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【トラリピ運用】2021年8月
8/9にユーロポンド(ユロポン)0.840~0.850売りでトラップ追加しました。
8/9に新規通貨ペアの米ドル円を108.5~109.5買いでトラップ追加しました。
7月の月間成績がよかったので、トラリピの追加には焦りもあったのかもしれません。ドル円は高値圏(円安)に近いと考えられますので、これから円安が予想されるところですが無理に追いかけないようにしたいと思います。
8月の月間利益 | 67,065円 |
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【トラリピ運用】2021年9月
9月30日、【AUD/JPY】【NZD/JPY】買い【EUR/USD】売りの設定を追加しました。
オージーとキウイを追加した理由は複数通貨に分散することです。証拠金の問題もありむやみに増やすことは出来ませんが、プラススワップ(ゼロも含む)方面の通貨ペアを最終的にトラリピのレンジ内に納めていく予定です。
9月の月間利益 | 57,714円 |
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【トラリピ運用】2021年10月
10月4日、早速レンジアウトした【AUD/JPY】買い、新規に【EUR/JPY】売りの設定を追加しました。
10月6日、たった2日でレンジアウトした【EUR/JPY】売りの設定を追加しました。
10月7日、レンジアウトしたまま放置していた【CAD/JPY】買いの設定を追加しました。
10月8日、再びレンジアウトした【EUR/JPY】売りの設定を追加しました。急激にユーロに対して円が上昇していますが、いずれトラップをしかける位置ですので躊躇無く追いかけることにします。
10月9日、レンジアウトした【AUD/JPY】買いの設定を追加しました。
10月11日、【AUD/JPY】【NZD/JPY】買い【EUR/JPY】売りの設定を追加しました。
10月14日、再びレンジアウトした【AUD/JPY】【NZD/JPY】買い【EUR/JPY】売りの設定を追加しました。クロス円が弱く完全に同じように上昇しています。
10月15日、レンジアウトした【NZD/JPY】買いの設定を追加しました。
10月19日、レンジアウトした【AUD/JPY】買いの設定を追加しました。
10月14日、再びレンジアウトした【NZD/JPY】買い【EUR/JPY】売りの設定を追加しました。ユーロ円は日足のチャートで表示していますがクロス円上昇が目に見えてわかります。
10月は複数通貨に分散したことの効果なのか月間利益が大幅に増えました。
クロス円が上昇傾向にあることでレンジアウトしないようにどんどんトラップを追加したことでトラップ数と証拠金のバランスがかなり悪くなっています。クロス円が暴落すると確実にロスカットされる水準ですので、証拠金維持率にかかわらす証拠金を追加していきたいと思っています。
リタイア生活に必要な稼ぎ(FIRE)を稼ぐまで多少無理をしながら運用していきます。
トラリピが完成するかロスカットするか競争になりますが、逃げ切れるようにがんばります。
10月の月間利益 | 138,842円 |
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まとめ
引き続き起こった出来事を記録していきます。