リタイア(FIRE)

趣味を満喫する経済的に我慢しない早期リタイア(アーリーリタイア)を実行する準備

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早期リタイア (アーリーリタイア)を実行することで会社勤めから解放され、自由な時間を得ることができます。

人生(時間)は無限てはありません、美味しいものを美味しいと認識し、体を使ったアクティビティを楽しむことのできる期間(健康寿命)を考えると、さらに趣味に使える時間は短くなるでしよう。

一度しかない人生を後悔のないものにするために、早期リタイアは有効な手段のひとつです。

しかしながら、無計画に早期リタイアをして自由になっても、残された時間と貯蓄・収入のパランスが悪いと余暇を楽しむどころではなくなります。

この記事では早期リタイアを実行するための準備すべきポイントを押さえていきます。

早期リタイアのために現在の必要生活費を把握しよう

ます大前提として、やりたい趣味・娯楽を全ておこなっていく早期リタイアを目標としています。

早期リタイアのための家計のダイエットはいたしません。
(何が何でも早く仕事を辞めたいという方には不向きな方法てす)

月の必要生活費を30万円として、65歳まで自由な生活を謳歌すると、

25歳でリタイア 300,000円 × 12ヶ月 × 40年 = 144,000,000円
35歳でリタイア 300,000円 × 12ヶ月 × 30年 = 108,000,000円
45歳でリタイア 300,000円 × 12ヶ月 × 20年 = 72,000,000円
50歳でリタイア 300,000円 × 12ヶ月 × 15年 = 54,000,000円
55歳でリタイア 300,000円 × 12ヶ月 × 10年 = 36,000,000円

これだけの、莫大な資金が必要になってきます。

生活スタイルや家族構成によって月の必要生活費は変化します

これだけの資金を準備するのは、なんの背景もない一般のサラリーマンには難しいのではないでしようか?

早期リタイアを目指して資金を貯め、足りない金額を補填していくために、少したけ働くセミリタイアも視野に入れておく必要があるかもしれません。

早期リタイアのための資金作り

リタイア資金を作るのために、ふたつのお金の流れを把握しておきましよう。

①退職金、給与積み立てなど、働く年数と共に増える金

退職金を前もって知ることのできる企業ならば、何歳の時に退職したらどれくらい退職金がでるのか給与担当の人に聞いておきましよう。

退職間近の人に辞めた後のお金のことを聞いておく方法もオススメです。

同時に付き合いて加入した給与積み立てなどもすべて洗い出しておきましょう。

退職金の関連記事:早期リタイアを実行するためにあてにしたい退職金、その金額を把握しておこう

②預金、投資、など個人的にためている資金

お金を増やすには時間を味方につける必要があります。

少々強引ですが、100万円を30年間5%のほったらかし運用したと仮定します。

100万円を30年間5%単利運用 30年後に2,500,000円
100万円を30年間5%複利運用 30年後に4,321,918円

実際は30年間も追加資金を投入しないことはありえないのですが、複利の効果を理解することができます。

月々定額の積み立てをしながら、複利の効果と時間の効果を味方につけることの重要さがわかります。

早い段階で(若い時)から、老後資金を作り始めると負担が少なくなるとともに、重要なスキルを身につけることができます。

その重要なスキルである投資スキルをつけるために100万円貯めてみましょう。

早期リタイヤのための投資スキル(金融リテラシー)

重要なスキルとは投資スキル(金融リテラシー)です。

21世紀の資本で有名なトマ・ピケティの公式に、「資本収益率(r)>経済成長率(g)」があります。

ひとことで言うと「どんなに働いて高収入を得るよりも、土地や株に投資したほうが儲かるよ」ということです。

資本を持っている人は、労働者が頑張って経済成長をさせても、それよりも速いスピードで資本の力で儲けることができるのです。

残念ながら金持ちはますます金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になるということです。

トマ・ピケティは働くことを否定している訳ではありません

トマ・ピケティは、世界の貧富の差をなくすために「累進課税の富裕税」を導入して富の再分配を主張しています。

ただし、消費税のような逆進性の税金が上昇していることからも、金持ちにとって都合の悪い「累進課税の富裕税」のような税制が施行されるとは思えません。

莫大な量の資本を運用しなくても、身の丈に応じた資金の投資スキルを身につけ自己防衛をする必要があります。

まず100万円を貯めることができれば、投資スキル向上の一歩を踏み出したといえるでしょう。
関連記事:生活に余裕のある早期リタイアのためには?とりあえず100万円貯めてみよう

早期リタイヤの準備のまとめ

現状把握、早めの資金づくり、投資スキルの向上、この三点をおさえて優雅な早期リタイヤを実現しましょう。

それぞれ、掘り下げて思いを綴っていきます。